現在のわが国において、認知症の専門医は未だに少ない状態です。それがゆえに適切な診断を受けていない患者、若しくは認知症の病態を持っていても他の病名が付いていて、確認されていない患者も多いのが現状です。
口腔ケアを実施する場合には事前に認知症と診断されていない場合でも、問診や時計の長針・短針を使用してのチェックなどのスクリーニングを行い、必要に応じて家族や患者の主治医に病態を報告する必要があります。また専門医に対しては認知症の診断を求める必要があります。
ここでは、認知症について口腔ケアを行っていくうえで理解をして頂きたい事項についてまとめてみました。
認知症高齢者等への口腔ケア技術提供事業
研究チーム
研究代表者: | |
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古 川 博 雄 | 日本口腔ケア学会評議員・ 愛知学院大学心身科学部教授 |
共同研究者: | |
鈴 木 俊 夫 | 日本口腔ケア学会理事長 |
夏 目 長 門 | 日本口腔ケア学会副理事長 愛知学院大学歯学部教授 |
山 中 克 己 | 日本口腔ケア学会副理事長 名古屋学芸大学教授・学部長 |
服 部 正 巳 | 日本口腔ケア学会理事 愛知学院大学歯学部教授 愛知学院大学歯学部附属病院長 |
牧 野 日 和 | 日本口腔ケア学会理事 愛知学院大学心身科学部講師 日本言語聴覚士協会 生涯学習部員 |
井 村 英 人 | 日本口腔ケア学会評議員 愛知学院大学歯学部講師 |